冬が近づいてい来ると、高校受験や大学受験、公務員試験や教員採用試験など、、、多くの受験生が受験が近づいてくる時期ですね。
特に第一志望の受験や一生をかけた資格の試験を終えた後から合格発表の日までは不安が止まない期間が続きますよね。
- 思っていたよりも問題が解けなくて「落ちたらどうしよう、、、」と不安になってしまう
- 「絶対落ちた、、、」と絶望的な気持ちになってしまう
など、いつまで経っても気分が晴れない方もいるでしょう。
何かで解消しようとしても払拭できなくて、ふとやってくる不安や緊張。
合格発表のその日まで生きた心地がしませんよね。
私も数年前まで受験生だったのでその気持ちはすご~く分かります、、、。
そこでこの記事では、
- 不安や緊張を落ち着かせる3つの方法
- 当日に心が動揺しないための備え方
について書いていきたいと思います!
合格発表まで心を落ち着かせる3つの方法
「合格発表が怖い、、、」
そんな恐怖心を和らげる、以下の3つの方法を解説します。
- 不安や緊張を言葉にして吐き出す
- なぜ「合格発表」が怖いのか、じっくり考えてみる
- 思いっきりリフレッシュして頭を空っぽにする
不安や緊張を言葉にして吐き出す
例えば、失恋をした時に誰かに辛い気持ちを打ち明けたら気持ちがスッキリした、という経験はありませんか?
誰かに話をありのままに聴いてもらえるだけで、たとえ問題が解決しなくても自分の不安や緊張を客観的に観られるようになるだけで心が楽になるものですよ。
多くの人が受験生を経験し、乗り越えてきた壁ですから、身近な人であれば寄り添ってくれると思いますよ^^
思い切って「話を聴いてほしい!」と頼ってしまいましょう♪
話せる人が身近にいない場合は?
話ができる人が身近にいなくても、
- Twitterで今の気持ちや感情を吐き出してみる(鍵垢でも可)
- ノートや紙に書きだす
だけでも随分と気持ちが落ち着いていきますよ。
もしかしたらTwitterで投稿すると共感してくれたり応援してくれたりするコメントが来て嬉しくなるかもしれませんね。
おすすめは、実際に手で書きだすこと。
「ああ、今自分は不安に思っているんだな」
と、不安を書き出してみてください。
多くの心理学の研究で、電子端末よりも紙に今の気持ちを書きだす方が心理的健康を高めることが分かっています。
5分から15分でも書き出すことで、ぐちゃぐちゃになっていた脳内がリセットされ、落ち着く効果がありますよ。
なぜ「合格発表」が怖いのか、じっくり考えてみる
人は、状況が確定していないことに不安を覚えやすく、記憶にも残りやすい性質を持っています。
例えばお化け屋敷に行くとき、いつどこでどのようなお化けが出るのかが分かっている状況よりも、何もかもが分からない状況の方が、不安を感じてしまうものです。
受験もその点で同じです。目の前の状況がどうなるかが分からないから不安に感じるんですよね。
なので、不安の正体を自分で思い切って解き明かしてしまいましょう♪
考える状況としては2つ。
- 過去:試験当日のこと
- 未来:合格発表「後」の未来
試験当日
過去の事、つまり試験当日のリアルな状況をイメージします。
- 「試験の問題が想定よりも難易度が高く、解けた問題が少なかった」
- 「しっかり準備できずに試験を解くことになってしまい、後悔している」
- 「時間内に見直しができず、解答欄がずれているかもしれない」
等、「不合格なんじゃないか、、、」と思う不安要素をイメージしてみてください。
大切なのは、決して自分を責めないこと。
緊張が襲う中で100%の力を発揮するのは難しいものです。
1つ思い浮かんだら、
「あー、○○で不安なんだな」
と不安になっている気持ちを認めてあげてくださいね。
それだけでも気持ちが晴れ、怖いという思考が薄れていきますよ。徐々に不安の感情に慣れていくはず!
未来:合格発表後
「え、どうして合格発表後のことを考えるの?」
と思う方もいるかもしれません。
不安が強まってしまう原因として、「良くないことが起きた時の自分をイメージ出来ていない」ことがあるんですね。
例えば恋愛で、「フラれたらどうしよう、、、」とフラれた後の未来は考えますよね?
一方で、「フラれたらどうなってしまうのか?何が問題なのか?」とは考えないと思います。
実はこれは認知行動療法というカウンセリングのアプローチの一種で、ネガティブな状況が起こることを想定し、その状況を受け入れる準備をするんですね。
「不合格も合格もどちらも受け入れて行こう」と考えることで、両方の状況を適切に受け止められるようになります。
- 「これまでの努力が全否定される気がするから怖い」
- 「合格した後にやりたいことがなく、不合格だったら余計怖くなる」
- 「その資格に合格できないと就職できない。就職できないと自分の目標を叶えられなるから怖い」
と、「怖い状況」が起こってしまったと仮定して考えてみるんですね。
とはいえ、とてもエネルギーがいるアプローチのため、精神的にも肉体的にも落ち着いている時にやってみてくださいね。
思いっきりリフレッシュして頭を空っぽにする
「もう何も考えたくない!!」
と、思う方もいるかもしれません。
どれだけ怖い要素を考えて吐き出しても怖さは消えないし、時には離れてみることも必要です。
受験勉強中は集中するために避けていた趣味や、時間が取れずにやれなかった新たな趣味や娯楽に時間を使ってみては?
不安や緊張を一旦脇に置いて、思いっきりリフレッシュできることをやってしまいましょう♪
例えば、
- 1人・友人とカラオケでオール
- 長編小説やアニメ・漫画を1日・数日で制覇してみる
- 1日中ゲームをしたり、映画を観たりする
- 久しぶりに身体をぐったりするまで動かしてみる
- 大好きなアーティストのライブ映像を眺める
- スマホを持たず、ぷらっと散歩したり瞑想したりする
- 温泉やサウナに行って身体を休める
できるだけ長時間、難しいことを考えずに没頭できることをやってみるのがお勧めです。
合否が分かるまでは誰だって「結果はどうだったかな?」と頭にくっついて離れないものです。
頭の中を埋め尽くしてしまっている合格発表を、一時的に取っ払ってしまえばいいんです。
その場しのぎにしかならなくても、楽しいことで頭を埋め尽くしてしまいましょう♪
脳が疲れてしまったら休ませてあげるのが一番です。
合格発表日当日の恐怖心を和らげるおまじないは?
悶々とした日々も過ぎ、やがてやってくる合格発表日。
ドキドキして、試験会場の掲示板を見に行ったり、ネットの合格発表を知らせるサイトを開いたりするのに時間がかかってしまう、、、。
どうしても不安な時は、思い切って自分で見なくたって大丈夫です。
- 親に見てもらう
- 受験をしていない、もしくは同じ学校を受験をしていない友人に見てもらう
自分の結果をちゃんと受け止めてくれる人が傍にいれば、合格の喜びを分かち合えますし、不合格だったとしても辛い気持ちを分かってくれるでしょう。
もし不合格だと知ってしまったら?
「不合格だった、、、これからどうしよう、、、」
不合格だと分かり、その場で落ち込んでしまうこともあるでしょう。
私は第一志望に不合格ですごく悔しかったですが、今ではしっかり打ち込みたいことが見つかり、笑い話になりました。
不合格という事実は受け入れなければ、前には進めません。
落ち込むときは一気に落ち込んで、時間が気持ちを和らげてくれるのを待ち、
「そもそも何を学びたかったのだろう?」
と原点を振り返ってみてください。
合否に関わらず、「自分はどうしたいのか?」を考えてみる
気持ちが落ち着いたら、結果に関わらず、「自分はどうしたいのか?」を考えることが大切です。
高校や大学でやってみたいことや学びたいこと、受験した資格で興味のあること、何でも調べてみたり、人に聞いてみるのも有効です。
特に高校や大学受験生であれば、
- スタディサプリの進路探求のサイト
- キャリアガーデンという、職業が一覧で載っているサイト
等で、自分の興味のある学問や仕事について調べてみましょう。
特に大学受験であれば、「大学に入学してもやりたいことが分からず燃え尽きてしまった」という方も多いです。
私は浪人してまで受験勉強をしましたが、大学に入学して勉強する目的が見えずにすごく悩みました、、、!
大学入学はゴールではなく、スタートです。
社会人になっても学生の頃以上に「何かを学ぶ」ことは続いていきます。
どこの高校や大学に入ってもやってみたいことを少しでも見つけていけば、ポジティブな気持ちで前に進んでいけると思いますよ。
まとめ
合格発表が怖いと感じるときの対処法を3つお伝えしてきました。
最後にその恐怖心を解消するポイントをおさらいします。
- 不安や緊張を言葉にして吐き出す
- なぜ「合格発表」が怖いのか、じっくり考えてみる
- 思いっきりリフレッシュして頭を空っぽにする
私は大学受験の時に第一志望に合格できず、両親に不合格を伝えることがとても辛かったですね。
結果を中々受け止められず、合格した大学に入学してからも引きずっていました。
少しずつ大学生活に慣れ、やがて学びたいことがはっきりして大学を編入しました。
卒業した今でも編入した大学での学びが私を支えてくれているな、と実感しています。
受験に失敗しても、その後に一歩ずつ行動を積み重ねていけば、道は見えてくるものです。
就職や資格試験でも、大切なのは結果を受け止めた後ですし、不合格だったとしても案外何とかなるものです。
この記事が合格発表を控える全ての受験生の方の不安を少しでも和らげば幸いです。
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